カズノコ天井、ミミズ千匹……「名器」は本当に存在するの?/両刀美杏
男性のペニスのスペックは、「大きさ」、「形状」、「硬さ」、それに加えて「持続時間」といった要素で決まると思うんだけど、これらは非常に明確で、他人と比較することもできる要素なのよね。
で、女性を気持ち良くする男性器もあるんだから、当然「男性を気持ち良くする女性器」もあるのよ。
それがいわゆる「名器」と呼ばれているものなんだけど、女性の膣はペニスと違って表面に露出してないから、分かりにくいのよね。
(1)名器と呼ばれる4つの要素
一般的に「名器」とされている女性器は、おもに「カズノコ天井」「ミミズ千匹」「俵締め」「タコ壺」の4種類があるんだけど、実はこれらが実在する根拠は全くないの。
ま、ぶっちゃけ病気でも何でもないので、医学的には一切研究されてないわけ。
ただ男側が勝手に認定してるだけなので、いわば「言ったもん勝ち」なのよね。
そのため「都市伝説化」しているようなものもあって、大袈裟に表現されているのも多いんだけど、アタシの経験も踏まえて分析してみるわね。
(2)「俵締め」は、体育会系女子に多い!?
名器の4要素のうち、「俵締め」というのは、ひらたくいえば「膣の締りが良いタイプ」のことね。
最もポピュラーなのは膣の入り口がペニスを強く締めつけるタイプ。
また、膣入口と膣の中ほどを同時に締めつける「三段締め」なんてパターンもあるそうだけど、これってつまりPC筋(骨盤底筋)の筋力が強い女性を指すわけよ。
したがって全く運動しない女性より、下半身をよく使うスポーツをしている女性のほうが当然、締めつける力は強いわけ。
また、PC筋は自分で鍛える方法もあるから、男性をトリコにしたい女性や、産後で膣が緩くなった人は試して見るといいわね。
(3)「タコツボ(別名イソギンチャク)」は処女である場合が多い!?
タコツボは別名「イソギンチャク」とも呼ばれるように、膣全体がペニスに密着して、奥へ奥へと吸い込むような状態ね。
たしかに男性にしたら気持ちいいらしいんだけど、何人かに聞いた感じだと、処女とSEXした場合もこんな感触らしいわ。
そりゃ、生まれて初めてペニスを受け入れるんだから、密着感は半端ないでしょうよ。
相手が処女であることを男が知らなかったり、おまけに出血もしなかったりしたら、「こりゃあ、すっげえ名器だ!」ってなる場合もあるわよね。
ただ処女の場合は、2回目、3回目と経験を重ねると普通の感触になるわけだから、これを名器というのは違うわね。
(4)カズノコ天井は経験によって作られる!?
「カズノコ天井」は、医学的には「びらん」に近いものだと思うけど、びらんは子宮口の周辺にできるものだから、膣の上(お腹側)を指す「天井」ではないわね。
アタシ的には、これはペニスのピストン運動による副産物だと思ってるの。
その根拠は、アタシが十代の頃に付き合っていたレズ友の女の子。
付き合いだした頃の彼女の膣の内壁は滑らかでブツブツなんて一切なかったのに、数年後に再会した彼女の膣はまるで一変していたの。
指を入れた瞬間、それこそ天井部分がカズノコ状にザラザラしていることに気付いたの。
彼女が言うには、大学に行って初めてできた彼氏が遅漏で、ピストン運動の時間がとても長かったらしいの。
それでいつの間にか膣内に細かいブツブツができたんだって。
それが本当なら、カズノコ天井はペニスとの摩擦によって生じた「低温やけど」のようなものだと思うんだけどね。
勿論、生まれつきカズノコ天井だという女の子もいるだろうけど、アタシの知る限りは少数派なんだよね。
(5)千匹のミミズは出産によって減る!?
「ミミズ千匹」は膣内のヒダがペニスに絡みつくというものなんだけど、そもそも膣のヒダなんて多かれ少なかれ全ての女性が持っているものなのよね。
それが「武器」になるくらいなんだから、よほどウネウネと動くんでしょうね。
残念ながら、アタシはそんな凄い膣に出会ったことはないけど、アタシ自身も一度だけヒダを褒められた事があるの。
ある中年の既婚男性とHした後、「あぁ、やっぱり若い子のヒダは違うわー」ってしみじみ言われたのよ。
なんでもその男性が言うには、その男性の奥さんも若い頃はヒダヒダがあったそうなんだけど、子供を3人産んだ後、ヒダがなくなって膣内部がツルツルになって全然気持ちよくない……だって。
こうして検証してみると、名器というものは世間で言われるような持って生まれたものではなくて、性経験やライフスタイルによって作られたものかも知れないわね。
実際、昔の温泉芸者やプロの売春婦たちの中には、訓練によって自在に膣を動かせる女性もいたからね。
吹き矢で風船を割ったり、畳の上のお札を吸い上げたりという技を身に付けた女性なら、きっと男を悶絶させるなんて朝飯前だったんじゃないかな。