不妊につながることもある「射精障害」とは?
EDや早漏、遅漏など、正常な性行為ができない状態をひとまとめにして「射精障害」と呼びますが、これらは全て男性不妊症の一種されています。
しかし、厳密にいえば「セックスができない」というのと「射精ができない」というのは違います。
早漏や遅漏の男性でも子供を儲けている人は大勢いますので、早漏や遅漏を不妊症の範疇に入れるべきかどうかは難しいところです。
しかし、射精障害の中には深刻な不妊につながるケースもあるのです。
(1)射精障害には様々な種類がある
早漏や遅漏、EDはあくまでも「満足のいくセックスができない」状態です。
射精が平均より早かったり遅かったりというのは、単なるタイミングの問題ですし、EDの男性でも心因性要因ならバイアグラなどの力を借りれば射精は可能です。
つまり、正常とはいえないまでも射精自体は不可能ではないのです。
一方で「射精そのものが難しいケース」も存在します。
たとえば、精液が逆流してしまう「逆行性射精障害」や、射精することさえ困難な「無射精症」や「無オーガズム症」などがあります。
(2)逆行性射精障害
正常な射精のメカニズムは、次のような過程になります。
・精嚢で生産された精液が、後部尿道へ
↓
・膀胱頸部が閉鎖する
↓
・精液が後部尿道を通り、体外へと射出される
これら一連のプロセスは反射現象でおこるのですが、何らかの異常があると、この流れに歪みが生じます。
たとえば射精時に閉じなければならない膀胱が開いたままになると、精液が膀胱に流れ込んでしまいます。
これが「逆行性射精障害」です。
体の外に放出されるべき精液が膀胱へと逆流するので、当然ながら精液の量はとても少なく、中には全く出ないケースもあります。
原因として考えられるのは、薬物の摂取や、糖尿病、脊髄の損傷、前立腺などの手術の影響です。
(3)無精子症
精液を尿道へと送るには精路(精巣上体→精管→精嚢→前立腺)の収縮が起こらなければなりません。
「無精子症」はこの精路の収縮が起きなくなった状態です。
いわば精液を送り出すポンプが壊れたようなものなので、オーガズムがあっても全く射精しません。
原因としては脊髄損傷や、糖尿病、骨盤や大動脈の手術による神経障害などが考えられますが、一番多いのが交感神経の障害によるものです。
症状としては逆行性射精障害とよく似ていますが、セックス後に尿検査をしても尿に精液が含まれていないのが無精子症の特徴です。
(4)無オーガズム症
性行為をしてもまるでオーガズムを得られない症状で、女性でいうところの「不感症」です。
糖尿病や脊椎損傷などの神経障害、抗精神薬の副作用などが原因で起きることもありますが、先天的な心因性要因、つまり生まれつきのケースが多いとされています。
いってみれば「究極の草食男子」という感じですね。
もし「生まれてこのかた、自慰行為をしたことがない」という男性がいたら、この無オーガズム症の可能性があります。
セックスやオナニーをしても快感はないので、性に対する興味はきわめて薄く、恋愛をしたとしても性的欲求の少ない女性を選ぶため、どうしてもセックスレスな関係になりがちです。
これらの無オーガズム症や、無精子症、逆行性射精障害は早漏や遅漏と比べると深刻で、不妊につながる確率も非常に高い病気です。
とはいえ、今では治療法もありますので、簡単に諦めてしまわずに医師に相談してください。
自分はEDなのか? ペニスの元気度を知る方法
「性欲の塊」のような思春期の頃を頂点だとすると、ペニスの勃起力は加齢とともに下降線を描くものです。
しかし、その曲線は人によって個人差が非常に大きいといえるでしょう。
定年を過ぎても夫婦生活が旺盛な男性がいる一方、セックスに興味が持てない草食男子も増えています。
そうなると気になるのは、「はたして自分は正常なのか?」ということです。
種を残せば「お役御免」という野生動物とは違い、人間は年老いても性を楽しむことができる生き物なのです。
「平均よりも衰えが早い」となるとやはりショックですよね?
朝勃ちの頻度や勃起時の硬さなど、ペニスの元気度を診断することにより、自分の男性としての能力が正常なのか劣っているのかを知ることができるのです。
(1)射精の回数は環境に左右される
ただ単純にペニスが元気かどうかを知るには、セックスやオナニーの回数、つまり射精の回数を計ればいいのですが、それは年齢や環境によって条件が変わるので一概に比較できません。
たとえば配偶者や同居する恋人がいて頻繁にセックスできる環境にある男性もいれば、そうでない男性もいます。
オナニーにしても、住環境によっては、思い立った時にいつでもできるとは限らないのです。
勿論、ある程度の年齢になれば思春期の時ほど「射精に対する欲求」はなくなるので、オナニーの回数は減少するでしょうが、だからといって「ペニスの能力が衰えた」ということにはなりません。
「射精回数」と「勃起能力」は別物なのです。
ですから、正確にペニスの健康状態を知るには、「射精に関わらない勃起」を知ることが重要なのです。
(2)ペニスの勃起能力の判断基準~EHSって何?
ペニスの勃起力を表すものとしては、1998年、アメリカで開発された「EHS」というものがあります。
このEHSは、「エレクション・ハードネス・スコア」の略で、「ペニスがどれだけ硬くなるか?」ということを段階化するテストです。
2009年には、このEHSの日本語版が発表されていますので、参考までにご紹介します。
●グレード0 → 陰茎は大きくならない。
●グレード1 → 陰茎は大きくなるが、硬くはない。(コンニャク)
●グレード2 → 陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない。(ミカン)
●グレード3 → 陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない。(グレープフルーツ)
●グレード4 → 陰茎は完全に硬く、硬直している。(リンゴ)
……このようにEHSは、ペニスが勃起した時の硬さを5段階に分け、それぞれを食べ物に例えています。
肝心の診断結果ですが、驚いたことに「EDの心配はない」というのは最上位の「グレード4」だけで、それ以下の全てのグレードは「EDの可能性あり」なのだそうです。
そこで疑問なのは、「このテストは、いつ、どこで、どうやって測るのが正確なのか?」ということです。
男性ならば分かることですが、ペニスの勃起具合というのは、シチュエーションによって大きく異なります。
たとえば、オナニーの際は「グレープフルーツ」でも、いざ女性とそういう状況になったら緊張して「ミカン」になってしまうこともありますし、その逆もあります。
あるいは妻とセックスする時は「コンニャク」なのに、若い愛人の前では「リンゴ」になるなんてことも大いにあり得るのです。
(3)寝ている間も、健康なペニスは起きている
そもそもペニスというものは気まぐれで、状況や相手、気分や体調によって硬さはまちまちです。
勿論、「俺はどんな時でもフル勃起だぜ!」という人もいるでしょうが、AV男優でもない限り、毎度毎度同じように硬くするのは難しいでしょう。
では、EHS以外にEDを判定する方法はないのでしょうか?
ご存知のように男性というものは、セックスやオナニーの時以外にも勃起することがあります。
つまり「朝勃ち」ですね。
そう聞くと「若い頃は毎朝ギンギンになったものだけど、最近はめっきり……」とうなだれる人もいるでしょうが、別に毎朝勃起しないからといってEDだというわけではないのです。
年齢にもよりますが、「週に1回以上朝勃ちがあれば、勃起する能力がある」とみなされるのです。
ついでにいうと、朝勃ちというのは「夜間睡眠時勃起現象」のことであり、たまたま目覚めた時に気付くことが多いので、朝勃ちと呼ばれているのです。
「夜間睡眠時勃起現象」とは、朝であろうが真夜中であろうが、睡眠中に性的興奮などのない状態で勃起する現象を指します。
起きている時間になかなか勃起することがなくても、就寝中に自覚もないまま勃起するようであれば、少なくともペニスの勃起能力は失われていないということになるのです。
(4)夜間睡眠時勃起現象の確認方法
睡眠中に勃起しているかどうか確かめるには「スタンプ法」というやり方があります。
このスタンプというのは「切手」の意味で、その名の通り切手の余白部分を利用する方法です。
切手の端の白い部分をテープ状に切り取って、勃起してない状態のペニスに隙間なく巻き付け、就寝するのです。
切手には糊が付いているので、水で濡らしただけで貼り付けられるので便利なのです。
翌朝、テープが切断されていれば勃起したという事になります。
ただ、この方法を試すには切手をある程度購入しなければなりませんので、同じようなテープを自作してもいいでしょう。
ポイントは切り込みを入れるなどして、引っ張れば簡単に切れるようにしておくことです。
男性の下半身を元気にする食品は?
「医食同源」という言葉があるように、体に良い食事を摂ることは、薬を飲むことに匹敵する効果があります。
むしろ副作用の心配がない分、食事で健康管理するほうが理に適っているかも知れません。
最近は栄養学も進歩していますので、テレビや雑誌でも「美容に良い食材」や「無理なくダイエットできる食材」などの特集が頻繁に組まれています。
世の女性たちはそんな情報には敏感ですので、いち早く取り入れて実践されている人も多いですよね。
そんな女性に比べたら、男性はまだまだ食に対する意識が低いのが現状です。
そこで今回は男性の健康に役立つ情報をお届けしましょう。
健康といっても、下半身限定。
「精力絶倫になる食品」や「EDに効く食品」、それに「ペニスが大きくなる食品」をご紹介したいと思います。
女性のように自分で料理を作ることができなくても、これらの食材を頭に入れていれば、外食やコンビニで食事を済ませる人も、自然と下半身をパワーアップできるかも知れませんよ。
(1)精力絶倫になる食品
男性ホルモンの多い男性は、性欲も旺盛で、ビジュアル的にも筋骨隆々のたくましい体つきになります。
当然、女性に対するセックスアピールもあるので、セックスの機会にも恵まれます。
男性ホルモンを増やす鍵は「テストステロン」です。
そのテストステロンを増やす成分として知られているのは「亜鉛」です。
亜鉛は牡蠣などに多く含まれているのですが、牡蠣は年中流通しているものではありませんし、値段も安くないのでそう頻繁に食べるわけにはいきません。
そこでオススメしたいのは「玉ねぎ」です。
玉ねぎは「アリイン類」(硫化アリル)という成分を多く含んでいて、これが亜鉛と同じようにテストステロンを増加させるのです。
玉ねぎは一年中売られていて、値段も安く、様々な調理法があるため、毎日食べても飽きません。
おまけに玉ねぎには血液をサラサラにする効果もありますので、勃起力のアップも期待できるのです。
(2)EDに効く食品
人間の生命維持にアミノ酸は必要不可欠です。
その中でも「アルギニン」は男性器をパワーアップさせるアミノ酸として知られています。
精液のほとんどがこのアルギニンでできているといっても過言ではありません。
アルギニンを積極的に摂ることで精子の量が増え、勃起力も増強します。
男性の不妊症にも効果が認められています。
100グラムあたりのアルギニンを多く含む食品は、干し湯葉(4400mg)、カツオ節(4300mg)、高野豆腐(4100mg)といったところですが、これらはいわゆる乾物ですから、現実的に100グラムの量を摂取するのは難しいでしょう。
そこで注目してほしいのは「豚肉」です。
豚肉はロース肉でも1300mgのアルギニンを含みますが、「豚ゼラチン」は、7900mgものアルギニンを含んでいるのです。
豚のゼラチンは、脂身や軟骨に多くあるため、食べるなら赤身よりもバラ肉が望ましいでしょう。
また、豚骨ラーメンや豚バラの角煮もゼラチンが豊富なので、外食の際のメニュー選びの参考にしてください。
豚肉にはアルギニンの吸収を助けるビタミンBも多く含まれています。
ビタミンBは疲労回復や滋養強壮効果もありますので、豚肉はまさに男性を元気にしてくれる食材なのです。
ただし、脂質の摂り過ぎは高コレステロールや肥満につながり、ペニスに悪影響を与えますので、あくまでも適量を心がけてくださいね。
(3)ペニスが大きくなる食品
「ペニスが大きくなる食品」と聞いてピンとくる人は少ないでしょう。
きっと「そんな食品あるの?」と疑う人の方が多いのではないですか?
正確に言うと、ペニスが大きくなる成分が含まれている食品なのです。
しかも、「馬の睾丸」とか「オットセイの性器」みたいな特殊な材料ではなく、普通の人なら何度も口にしたことのある食品なのです。
この食品はペニスだけでなく、コレステロール値を下げたり、肩こりを解消したり、ダイエット効果も期待できる凄い食品なのですが、お分かりですか?
答えは「スイカ」です。
あまりにも普通すぎて拍子抜けされたかも知れませんが、このスイカには「シトルリン」というアミノ酸が豊富に含まれているのです。
シトルリンには体内で一酸化炭素を生成する効果があり、血管を拡張して海綿体への血流量を増やすことにより、ペニス増大効果が期待できるのです。
普通に食べても体に良いスイカですが、実は赤い果肉部より、白い「皮」の部分の方がシトルリン含有率は遥かに多いのです。
ですから果肉を食べた後の皮は捨てずに有効利用しましょう。
外側の緑色の皮を包丁で取り去って白い部分を食べるのですが、一番簡単な調理法は「漬物にする」ということです。
ぶつ切りにしてビニール袋に入れ、市販の「浅漬けの素」に漬けこむだけなので、あまり料理をしない男性でも容易に作れます。
また、スイカの皮は炒め物にしても美味しく食べられます。
アルギニン豊富な豚肉、テストステロンを増やす玉ねぎと一緒にごま油で炒めると、高価なうな重にも匹敵する夏のスタミナ食の出来上がりです。
ただ、このスイカにも欠点があります。
それは「夏にしか食べられないこと」です。
ペニスを大きくしたいのなら、シトルリンを継続的に摂取する必要があります。
しかし、ガッカリしないでください。
今はシトルリンを主成分とした「ペニス増大サプリメント」が販売されていて、ネットで簡単に注文できます。
スイカが入手できない時期は、ぜひ試してみてくださいね。
誰にも言えない男性の悩み~遅漏
早漏に比べたら、遅漏を克服するのはなかなか難しいといえるでしょう。
ちなみに早漏で悩んでいるなら。
気の持ちようや経験を重ねることで治る可能性が高い早漏とは違い、遅漏は精神的にもペ二ス自体に関しても「こじらせてしまった」ケースが多いのです。
そもそも野生動物のオスは早漏が基本です。
交尾の目的はあくまでも生殖であり、外敵に襲われる可能性もあるので手早く終わらせる必要がありますからね。
ゆっくり時間をかけて交尾を楽しむ動物なんて人間くらいのものです。
人間だって最初は誰もが早漏なのですが、オナニーやセックスの場数を踏む事で徐々に持続時間が長くなるのです。
遅漏はいわばそれが行き過ぎた状態にあるので、それを克服するのは「時間を戻す」ようなものになります。
だから難しいといえるのですが、改善できる方法がないわけではありません。
(1)外的要因による遅漏~オナニーではイケるのに、セックスではイケない
このようなケースは、「ペニスが鈍感になっている」のが一番の原因だと考えられます。
「三度の飯よりオナニーが好き」というような男性は、ペニスが「手の刺激」に慣れてしまっています。
長い間、自分で性欲を処理し続けていると、ペニスの皮も亀頭粘膜も分厚くなってきます。
強い刺激で射精する習慣が付いてしまうと、女性の膣の柔らかい刺激では物足りなくなってしまうのです。
また、手を使わずに布団や畳などで摩擦するようなオナニーをする人も、ペニスが鈍感になることが多いようです。
オナニー好きと同じく「風俗通いが趣味」という人も、プライベートのセックスが上手くいかないケースもあります。
風俗嬢はプロですから、こちらが寝ているだけで気持ちよく射精まで導いてくれますが、一般女性の多くはそんなテクニックがありませんので、射精にまで至らないのです。
(2)内的要因による遅漏~セックスに没頭できない
遅漏になる原因には精神的なものもあります。
普通の男性ならオナニーはあくまでもセックスの代替手段であり、「相手がいないから自分でする」というスタンスですが、この価値観が逆転した人も遅漏になる可能性があるのです。
オナニーは相手もシチュエーションも自由自在です。
自分の想像力次第で、人気絶頂のアイドルやアニメの登場人物、あるいは中学の時に思いを寄せていた女子とだって好きなだけ交わることができるのです。
しかし現実のセックスは違います。
目の前にいるのはリアルで生々しい女性であって、いつも頭に描いている理想像とは違うのは当然です。
生身の人間ですから多少の体臭もあるでしょうし、無駄毛の処理を怠っているかも知れません。
自分のやりたいプレイをしようとしたら拒否される事もあるでしょう。
当たり前です。相手は感情のある人間なのですから。
そのことに不満を感じてしまうような男性は、気持ちが冷めたままセックスをしてしまい、なかなか射精に至らないわけです。
「興奮し過ぎて出ちゃった」みたいな早漏男性とは真逆ですね。
また、自分に自信が持てない男性も遅漏になる可能性があります。
「彼女は本当に自分なんかを好きなんだろうか?」
「自分は女性を満足させる事ができるだろうか?」
などと余計な事を考えるあまり、行為に集中できないのです。
中には「自分の遺伝子を残したくない」といった潜在意識が射精を拒むというケースもあります。
こういう状態がエスカレートすると、やがて勃起自体しなくなる可能性もあります。
遅漏はいわば「ED予備軍」といえるのです。
(3)遅漏を克服するには
努力すれば自分で克服できる早漏とは違い、遅漏はパートナーの理解と協力が不可欠です。
信頼できる異性を見つけて自分の状態をカミングアウトすることから始めます。
もしあなたのペニスが強いオナニーの刺激に慣れてしまっている場合は、相手に「手コキ」を覚えてもらい、フィニッシュは彼女に擦ってもらって射精するようにしましょう。
パートナーの手で抜いてもらうのはオナニーとは違い「共同作業」であり、立派なセックスです。
信頼関係も高まりますし、それから徐々に体位などを工夫して、あなたの感じるポイントを見つけていけばいいのです。
「風俗ならイケる」という人なら、自分の好きなテクニックを再現してもらうのもいいでしょう。
精神的な要因による遅漏も同様です。
あなたの趣味や性癖をカミングアウトして、協力してもらうのです。
パートナーの理解が得られたら、自分の中の「理想」と目の前の「現実」を少しづつ近づけていきましょう。
最も性的興奮を覚える女性のタイプやシチュエーションなどを打ち明けて、「できる範囲で」協力してもらいましょう。
まずは手軽にできるコスプレなどから始めてください。
彼女が本当にあなたが好きだとしたら「そんな馬鹿馬鹿しい事には付き合えない」なんて言わないと思いますよ。
勿論、目の前の女性を愛せるようになることが、克服への一番の近道なのです。
誰にも言えない男性の悩み~早漏
ペニスの大小や包茎など、目に見えて分かる要素ならともかく、早漏や遅漏といった「セックスの時間」というものは他人と比較することが難しいですよね。
はたして射精までの時間はどれくらいがベストなのでしょう?
何分くらいが早漏なのか、とにかく時間が長ければいいのか、女性の意見なども参考にして考えてみましょう。
(1)そもそも早漏の男は、セックスが下手なのか?
早漏気味なことにコンプレックスを感じている男性に共通するのは「自分はセックスが下手なんじゃないか?」という意識です。
つまり、女性がエクスタシーを感じる前に発射してしまうからです。
しかし女性の性行為に対する考え方は十人十色であって、全ての女性が快感のためだけにセックスするのではないのです。
勿論、「セックスと恋愛は別物」とばかりにセフレとプレイを楽しむような女性もいますが、そういうケースは少数派です。
多くの女性は、肉体の快楽だけでなく「精神的な満足感」を求めているのです。
その証拠に、
「セックスの行為そのものより、イチャイチャするのが好き」
「裸で抱き合ってるだけで、心がホッコリする」
「彼氏がすぐイッちゃっても、『気持ちよすぎて我慢できなかった』と言われると嬉しい」
などと答える女性は案外多いのです。
ですから、自分が早漏だからといって必要以上に落ち込むことはないわけです。
(2)女性を満足させるのは持続時間ではない ~早漏より嫌われる男って?
女性が満足するセックスの時間は、はたして何分くらいなのでしょう?
これについては個人差が大きく、サンプルの数や年齢によって違いはありますが、だいたい「15分」くらいが平均値です。
一般的に「1分以下なら早漏」だと言われていますが、もし1分しか持たせられないなら、残りの14分を「前戯」と「後戯」に当てればいいのです。
実は早漏以上に女性に嫌われる行為は、「ロクに愛撫もせず、すぐに挿入して、自分が射精したらそれで終わり」というパターンです。
毎回そんなセックスをされたら、どんな女性でも「わたしゃTENGAか!」と突っ込みたくなりますよね。
そんな自分勝手な男性より、「愛撫にたっぷり時間をかけてくれる早漏男」のほうが「愛されてる感」がして、ずっと好感度は高いのです。
(3)早漏の克服はさほど難しくない
早漏の原因の多くは精神的なものです。
たとえば、「勃起もしていないのに射精する」というなら射精障害の可能性もありますが、ほとんどの場合はきちんと勃起した上で射精するわけです。
そうなるとペニスの機能に問題はないので、原因は「過度の興奮」か「亀頭が敏感すぎる」かのどちらかでしょう。
それを考えると、ちっとも悪いことではありません。
たとえば、「感動的な映画を観たら、すぐ涙が出る」という人がいますよね。
言ってみれば、これが「早漏」なのです。
つまり「感受性が強い」タイプです。
逆に「まるで泣けない」というのが「遅漏」なのです。
さて、どちらが幸せなのでしょう。
少なくとも、感受性の強いペニスを持っているほうがセックスを楽しめることは間違いありません。
改善するのも遅漏よりずっと簡単です。
まず昔から言われてきた「気を逸らす」という方法があります。
イキそうになると、頭の中で「九九を暗唱する」とか「仕事のことを考える」というやり方ですね。
単純ですが有効な手段です。
あと、手術で包茎を治療した人や、あまりオナニーをしてこなかった人は、亀頭の粘膜が刺激に慣れていないため敏感になっているケースもあります。
そんな人は「オナニートレーニング」が有効です。
元来、幼少時の亀頭は粘膜で覆われているので、軽く指で擦っただけでピクンとしてしまうほど感覚が鋭敏です。
それが皮が剥けることで下着と擦れ合い、オナニーを覚えて刺激に慣れることで、過敏な粘膜から「皮膚」に近くなるのです。
ですから、亀頭が敏感な人は、オナニーで亀頭に刺激を与える習慣を付けてください。
根元をしごくだけでなく、ローションなどを使って亀頭も擦ってあげるのです。
最初はソフトタッチでも構いませんし、お風呂で体を洗う時に石鹸の泡で刺激するのもアリです。
とにかく「摩擦に強い亀頭」を目指して訓練するのです。
また、「興奮しすぎて早漏になる」という人は「寸止めオナニー」を試してください。
発射しそうになると根元を握り、尿道を強く圧迫して数秒間、射精を我慢するのです。
我慢できたら再びペニスをしごいて、イキそうになったら、また我慢……
最初は一回や二回しか我慢できずに漏らしてしまうでしょうが、それが三回、四回……と自在に我慢できるようになれば、もう早漏とはオサラバなのです。
誰にも言えない男性の悩み~包茎
ぺニスに関する悩みの要因でも「包茎」というのは多数を占めています。
何故なら、日本の男性の70%が包茎だといわれているからです。
しかし、包茎というものは、どうしても治療しなければいけないのでしょうか?
放置したままでは問題があるのでしょうか?
そんな疑問を抱えている男性は多くいるのですが、誰に訊けばいいのか分かりませんし、ネットの情報を見ても意見は様々です。
包茎とひとくちに言っても、そのタイプが違えば対処法も異なるのです。
極端にいえば「治さなくてはいけない包茎」と「放置しても問題ない包茎」があるわけです。
その違いはいったい何でしょうか?
(1)包茎になる原因は?
「日本人には包茎が多い」と聞いてピンとくる人は多いでしょう。
その最大の要因は「割礼」です。
割礼というのは、男児の性器の包皮を切り取る慣習のことで、宗教上および衛生上の理由から世界各国で広く行われています。
しかし、わが国では割礼の習慣は皆無といってもいいほど広まっていませんので、当然包茎の男性が多くなるわけです。
実際、自分を含め、身の回りを見ても「僕は産まれた時に割礼を受けた」なんて人はごく少数でしょう。
割礼はユダヤ教やイスラム教をはじめ、キリスト教圏においても広く行われているほか、アフリカやオセアニアの部族の中でも慣習化しています。
しかし、日本人の多くは古来より仏教と神道を信仰していたため、それが浸透しなかったのでしょう。
ちなみにアメリカや韓国でも50%を遥かに超える割合で割礼手術が行われていますが、日本では1%以下です。
(2)包茎にも色々な種類がある
赤ちゃんのオチンチンを見れば分かりますが、男性は生まれつき全員が包茎です。
幼児期までは亀頭と包皮が癒着してるのが自然な状態なのですが、成長に伴い、亀頭と包皮が分離してゆき、思春期になると亀頭が完全に露出するのが正常な流れです。
しかし割礼を行わない日本人の場合、ペニスが成長しても包皮の長さが余っていることも多いのです。
そうなると「ペニスの成長とともに自然と剥ける」という法則に当てはまらなくなってしまい、どうしても包茎のなまの男性が多くなります。
その包茎が深刻なものになるかどうかは、成長段階で包皮を「剥く」か「剥かない」かで大きく変わってくるのです。
それでは、包茎のタイプ別の特徴と原因を考えてみましょう。
真性包茎
真性包茎とは、簡単に言うと「何をやっても亀頭が露出しない状態」です。
包皮の先端部分の周囲が亀頭よりも小さいためにこうなるのですが、原因としては、成長期に包皮を剥かなかったというのがほとんどです。
通常の生活をする分には問題ありませんが、こと「性生活」ということになると重大な障害になります。
仮性包茎
実は日本人のほとんどがこの仮性包茎と言われています。
通常時は皮が被っていますが、勃起時には亀頭が露出するペ二スを指します。
カントン包茎
真性包茎と仮性包茎の中間タイプです。
頑張れば剥けるのですが、包皮に余裕がなく、勃起状態ではペニスを締め付けるので苦痛を伴います。
(3)手術が必要なケースと不要なケース
これらの3種類のうち、真性包茎は手術に頼るしか治す方法はありません。
そのままではどうしても恥垢が溜まってしまうので、その悪臭が原因でパートナーに嫌われるリスクがあります。
「自分にはセックスする相手なんていない」という人でも、あまり恥垢を放置すれば「陰茎癌」にかかる危険性もあるのです。
カントン包茎の場合は、皮を剥く習慣を付けて、少しづつ包皮を広げていえば克服できる可能性もありますが、ひどい苦痛を伴うなら、こちらも手術で完治させるのがベターでしょう。
仮性包茎の人はそのままでも特に不都合はないと思われます。
入浴の度に亀頭を露出させて洗えば、恥垢も溜まりませんし。
唯一問題があるとすれば、そのビジュアルですね。
やっぱり人前で裸になった時に「恥ずかしい」と感じる人が多いようです。
勿論、仮性包茎を手術で治す人もいますが、費用もかなり高額になります。
(4)手術しないで仮性包茎を根本的に治す
しかし、実はそんなにお金を使わなくても仮性包茎を治す方法があるのです。
仮性包茎の場合、勃起時は亀頭が露出するのに、ペニスが小さくなるとイモムシのように皮が被ってしまうわけです。
この現象は包皮よりむしろ「亀頭の形」に原因があるのです。
仮性包茎の人に多いのは「先細りのペ二ス」です。
つまり亀頭が小さいのです。
逆に亀頭が大きい人は、多少皮が余っていてもイモムシ状態にはなりません。
ですから亀頭部分さえ大きくなれば、いわゆる「エラが張った形」となって、平常時でも皮が戻りにくくなります。
「簡単に言うけど、亀頭を大きくするなんて無理でしょ?」
……そう思った人は、一度「ペニス増大サプリ」を試してみてください。
これは「シトルリン」というアミノ酸を主成分にしたサプリで、実際に効果を実感した人が沢山いるのです。
また、サプリと同様にシトルリンが配合された「ぺニス増大ローション」が発売されています。
単に包茎を治すだけではなく、大きくエラの張った先太ペニスを手に入れたいと思った人は、ペニス増大サプリを飲みながら、ペニス増大ローションで亀頭部分をマッサージしてみてください。
数か月後には人前でも堂々と裸になれると思いますよ。
誰にも言えない男性の悩み~ペニスの大きさ
統計によると、日本人の男性器は世界的平均から見て、それほど小さいわけでもないようです。
それでも、自分のペニスにコンプレックスを持っている日本の男性は少なくありません。
何故このような劣等感が生まれるのかを分析した結果、「アダルトビデオの弊害」というのも一因となっているようです。
たしかにAV男優たちはみんな立派なイチモツを持っているというのが、モザイク越しに観てもよく分かりますよね。
勿論、彼らは「選ばれた人間」ですから、大きくて当たり前なのですが、ついつい比べてしまうのが男の性(さが)というものなのでしょう。
(1)手っ取り早くペ二スを大きくするなら?
「顔にメスを入れても美人になりたい」という女性がいるように、「どんな手を使っても巨根になりたい」と願う男性もいます。
そんな男性にとっては「手術」で物理的にペニスを大きくするのも一つの選択肢でしょう。
それではペニスを大きくする手術にはどんなものがあるか、個々のケースに適した方法はどれかを検証してみましょう。
(2)手術の種類と費用
ペニスの増大手術には様々な方法がありますが、大きく分けると次の二種類になります。
長茎術
読んで字の如く、「陰茎を長くする手術」ですね。
男性の性器は靭帯で恥骨と繋がっているのですが、その靭帯を切開することで、体の奥に埋没しているペニスを外に引っ張り出してやる術式です。
また、メスを使わずに引っ張り出した陰茎を糸で固定するという方法もあります。
手術にかかる費用は病院にもよりますが、平均して30万円以上と考えてください。
注入法
ヒアルロン酸やコラーゲンなどを注入することで、ペニスを太くする術式です。
より安全性を重視するなら、採取した自分自身の脂肪を注入するという方法もあります。
注入部位も「ペ二ス全体」と「亀頭のみ」の選択ができるので、包茎を改善したい方は亀頭だけに注入すればいいでしょう。
費用は亀頭のみなら10万円程度から。
陰茎全体の場合は30万円前後が相場です。
(3)見た目だけ大きくなればいいの? 陰茎増大手術のデメリット
これらの手術に共通しているのは、いずれも外見を改善させる手段であるということです。
長茎術はたしかに数センチ長くなりますが、それは「平常時」に限っての話であり、勃起時のサイズはさほど変わらないようです。
おまけに、勃起した際の角度がやや下向きになるという報告もあります。
つまり、「銭湯やサウナで見栄を張りたい」という人ならいいのですが、「女性を満足させたい」という目的にはそぐわない方法だといえるでしょう。
一方、注入法のデメリットは「持続性」ということに尽きます。
注入する物質によって多少の差はありますが、時の経過とともに体内に吸収され、元に戻ってしまうリスクがあるのです。
その状態を維持するために、繰り返し施術を受けなければならないのでは、負担がかさんでしまいますよね。
最近では吸収されにくい素材も開発されているそうですが、吸収されないというのは、言い換えれば「異物」という事になりますので、安全性にはいささか疑問が残ります。
(4)手術以外にペニスを大きくする方法はないの?
このように、ペニスを大きくする手術は、いわば「整形手術」のようなものです。
外見が多少変化するだけで、セックスのパフォーマンスが向上するわけではありません。
つまり、「ギンギンでビッグなペニスに生まれ変わりたい」という男性にとっては物足りなさを感じるでしょう。
決して手術を否定するつもりはありませんし、それで救われた男性がいるのも事実です。
しかし、御承知のように手術にはかなりの費用が必要ですし、安全性も未だ完璧に確立されたとはいえません。
それならば、まず費用やリスクが少ない方法からトライしてみるのも一手ではないでしょうか?
最近は、シトルリンというアミノ酸を主成分とした「ペ二ス増大サプリ」が販売され、大きな話題になっています。
インターネットでは実際に「5センチも大きくなった!」とか「勃起力も改善した」などの口コミが多く見られますので、それらを参考にして評判のよいサプリを購入し、数か月試してみるものいいでしょう。
費用も10分の1程度で済みますし。
手術に踏み切るのは、その後でも遅くないと思いますよ。