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男性の下半身に効く成分を検証する~「シトルリン」

サプリメント業界で、最近最も注目を浴びている成分が「シトルリン」です。

これまでの男性向けサプリは、「ペニスがギンギンになる!」とか「一晩で何連戦も可能!」といったウリの商品が多かったのですが、その中に「ペニスを大きくする」という革新的な付加価値のサプリが生まれたのです。

そんな男の夢を実現することに成功したのは、シトルリンというアミノ酸の発見からでした。

果たして、飲むだけで男性器がサイズアップするという噂は本当なのでしょうか?

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(1)バイアグラにも匹敵する大革命

 

下半身に悩みを抱える男性にとって、バイアグラの登場は革命的な出来事でした。

しかしその恩恵はあくまでも勃起機能に問題のあるケースに限定されていました。

EDに悩む人がバイアグラを服用したら、容易に勃起状態になりますが、ペニスそのものが大きくなるわけではありません。

つまり、男性器のサイズにコンプレックスのある人を救済するものではなかったのです。

しかしシトルリンの発見によって、ついに短小に悩む男性を救うサプリメントが誕生したというわけです。

そのキッカケは1998年、アメリカの薬理学者ルイ・イグナロが「循環器系における情報伝達物質としての一酸化窒素の発見」の功績によってノーベル賞を受賞したことです。

彼は一酸化窒素に血管を拡張させる作用があることを証明したのですが、本来は心臓病などの治療効果に貢献するはずが、「海綿体の血流改善にも効果がある」という思わぬ副産物が付いてきたのです。

ちなみにバイアグラもイグナロ博士の研究を基に開発されたのですが、この「一酸化窒素の血管拡張効果」によって一躍脚光を浴びたのが「アルギニン」と「シトルリン」というアミノ酸でした。

 

(2)アルギニンとシルトリンの違い

 

アルギニンは、男性サプリを愛用している人にとっては、すっかりお馴染みの成分でしょう。

このアルギニンは、人体を構成する基盤ともいえるアミノ酸であり、精子の生産を増加させるなど、男性機能を高める各種の作用が認められています。

その一つに一酸化窒素の生成作用があり、ペニスの血流を改善させて勃起力を高める効果があるのです。

一方、シトルリンを摂取すると、体内でアルギニンに変換され、この際に一酸化窒素を大量に産出するのです。

つまり、どちらも最終的にはアルギニンになるわけですが、かといって「どちらを飲んでも同じ」というわけではありません。

アルギニンは下半身だけでなく、髪や肌、骨や内臓、筋肉の構成など広範囲に必要不可欠なものです。

ボディビルダー用のサプリにも含まれていることからも、その役割が分かりますよね。

かたやシトルリンはどうでしょう。

肩こりや肌荒れなどに対して若干の効能はあるものの、その最大の特徴は「血管拡張効果」なのです。

アルギニンほどオールマイティーな役割はありませんが、こと一酸化窒素の産出量に関してはアルギニンを遥かに上回ります。

つまりシトルリンは、「ペニスの血管を拡張し、血流を増加させることに特化した成分」だといえるでしょう。

 

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(3)なぜペニス増大サプリにシトルリンが使われているのか?

 

アルギニンもシトルリンも、体内に取り込むことで一酸化窒素が生産され、血管が膨張して血流量が増加するというメカニズムを持っています。

それでは、従来のアルギニンサプリを飲めば、シトルリンサプリと同様の効果が得られるのでしょうか。

勿論、アルギニンにも血管拡張作用がありますので、ペニス増大効果もゼロとはいえません。

しかし、アルギニンは人体を構成するあらゆる要素の源といってもいい成分であるため、ペニスの機能改善だけに働くものではないのです。

アルギニンだけで充分なペニス増大効果を得ようとするなら、成分濃度を高めなくてはなりません。

とはいえ、アルギニンには副作用もありますので、大量に配合するわけにはいかないのです。

その点、シトルリンは下半身の血管拡張に優先的に働くという特性があります。

つまりアルギニン濃度を上げるより、シトルリンを多く配合したほうが無駄なくペニス増大効果が得られるわけです。

そういう意味でシトルリンはまさに「ペニス増大のためのアミノ酸」だといえるでしょう。

 

(4)シトルリンに副作用はあるの?

 

シトルリン(Citrulline)の由来は、スイカを意味するラテン語「citrullus」にちなんだ物です。

その名の通り、スイカやキュウリなどに含まれますが、それらを食べてペニス増大効果を得ようとするなら、毎日多量に食べる必要があるため、サプリで摂取するほうが合理的なのです。

シトルリンはアルギニンと違い、肝臓では代謝されず、腎臓でアルギニンに転換して血管を拡張させます。

アルギニンと比べて内臓への負担も少なく、大量に飲んでも尿として排出されるので、副作用の心配も少ない成分だといえるでしょう。

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