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不倫ブームは男にとってピンチ? それともチャンス?/両刀美杏

今回のテーマは「不倫」

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というより「不倫ブーム」を取り上げるわ。

近頃はワイドショーで毎日のように「不倫」の話題が取り上げられていて、歌手や俳優、タレントは勿論、芸能人ではない政治家の不倫までネタにされるようになったわね。

この現象はもはや「ブーム」といっても過言じゃないわ。

 

(1)昔は不倫なんて珍しくなかった

 

そもそも不倫や不貞行為なんて大昔からあったのよ。

某俳優が「不倫は文化だ!」という名言を吐くずっとずっと前からね。

紫式部の『源氏物語』にも頻繁にそういう場面が出てくるので、少なくとも平安時代以前から不倫は存在したわけ。

日本が今より「男尊女卑」だった頃には、本妻以外に愛人がいる男性も珍しくなかったので、今ほどには「倫理観」を問われることもなかったからね。

しかし、男女平等の意識が浸透するにつれ、「男の甲斐性」なんて理屈が通らなくなってしまったのかも知れないわ。

 

(2)キッカケはやっぱり「あの事件」?

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近年の不倫ブームを作ったのは、そう。あのミュージシャンの不倫騒動よね。

それまでの不倫といえば、ただの「継続的な浮気」であり、特に話題性のあるものじゃなかったんだけど、この不倫は、「妻がいるにも関わらず、愛人の実家に結婚の挨拶に行く」という爆発力満点のものだったの。

おまけに偽装工作の計画までSNSで流出するという「衝撃的なワキの甘さ」で世間の度肝を抜いちゃったのよ。

これがキッカケとなって「ゲス不倫」という新語が生まれたんだけど、これ以降、「著しくモラルに欠けた行為」には「ゲス」の冠が付くようになったのよね。

 

(3)女だってゲスいことしたい

 

しかし、これだけ世間が不倫を話題にして、バレた時のダメージが大きいにも関わらず、有名人の不倫は一向に減る気配がないというのは不思議な話よね。

「禁断の愛」はリスクが大きければ大きいほど刺激的なのかなぁ?

で、芸能界を席巻したこの不倫ブームは、一般市民の倫理観にも影響を与えたのよ。

勿論、これまで浮気常習者だった男性は、妻からの監視の目が厳しくなり、遊びにくくなったでしょうね。

しかし、影響は男性側にとどまらなかった。

女性側の「不倫願望」にも火を着けたのよ。

「旦那が好き放題やってるのに、どうして妻だけが貞操を求められるの?」という感覚なんでしょうね。

実際、アタシの周囲にも不倫をしている人妻が何人かいるけど、その人たちは最近まで、浮気をするなんて考えられないような真面目な奥さんだったのよ。

世界に目を向ければ一夫多妻制の国もあるし、フランスなどのように結婚していても他の異性を愛することに寛容な国もあるんだから、この日本でも「新しい倫理観」が生まれる可能性はあるわね。

いずれにせよ、この不倫ブームは、これまでの夫婦のあり方に一石を投じたのは間違いないわ。

もしあなたが妻帯者なら、この流れに無関係とはいえないわよ。

とるべき選択肢は二つ。

「奥さんの浮気を未然に防ぐ」

「狙っていた人妻にアタックする」

……どちらを選ぶかによって、夫婦の愛情度が測れるわね。

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